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口頭

応用に向けた微視的核構造モデルによる$$beta$$崩壊と遅発中性子研究

湊 太志

no journal, , 

原子核理論研究の中で、平均場理論に基づいた手法は、核図表上の広い範囲の原子核を計算できる一方で、その研究対象は主に偶数核(中性子と陽子が偶数個)に絞られてきた。このような傾向が見られるのは、偶数核の比較的単純な構造と、平均場理論による偶数核の扱いやすさが主因であると思われる。しかしながら、奇数核(中性子および陽子のどちらかが奇数個)を正確に取り扱うことができない平均場理論の欠点は、核データ研究や星の元素合成研究に応用するためには、大きな障害である。この問題を克服するために、本研究では、偶数核をコアにした二体および三体模型を用いた理論モデルを構築し、奇数核のガモフ・テラー励起状態について調べた。得られたガモフ・テラー励起状態から、$$beta$$崩壊半減期と遅発中性子放出分岐比を求め、実験データとの比較を行い、本研究で得られた結果は、従来法である独立粒子モデルを用いた結果よりも、実験データをよく再現していることが分かった。また本講演では、星の中の元素合成研究のような精密な理論予測が求められる科学研究に対する原子核物理の、新たな可能性についても議論を行う。

口頭

大規模殻模型計算による遷移強度分布の記述; ベータ崩壊と光核反応について

宇都野 穣; 清水 則孝*; 吉田 聡太*; 大塚 孝治*

no journal, , 

連星中性子星合体による速い元素合成(rプロセス)がGW170817によって観測され、rプロセスの定量的理解は天体物理、原子核物理にわたる非常に重要な課題となっている。原子核物理においては、非常に中性子過剰な原子核のベータ崩壊, 光核反応, 中性子捕獲反応をよい精度で得る必要がある。これらのデータを実験だけで揃えるのは困難であるため、理論計算によるインプットが不可欠である。この講演では、こうしたrプロセスの記述に必要な核データが大規模殻模型計算によって精度よく与えることができるようになってきた現状について紹介する。特に、最近発表者によって行われた、軽い核領域における系統的ベータ崩壊の計算結果を示す。核子間相関を適切に取り扱った計算により、半減期のみならず、遅発中性子放出確率も良く再現できるようになった。光核反応断面積については、カルシウム同位体における系統的計算結果を示し、中性子過剰核におけるピグミー共鳴の発現やBrinkの仮説の検証結果を紹介する。

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